平成28年7月1日入職。前職ではアートコーディネーター・文化行政等を経験し、文化芸術に多角的に関わる。
現在は、調布市せんがわ劇場にて、演劇を中心とした芸術振興事業の企画・制作・運営を担当している。
また、市内小中学校や大学などで実施している演劇を活用したワークショップの企画運営なども行う。
前職との違いを教えてください。
前職でも文化行政に関わっていたのですが、制度設計や事業推進といった側面が中心で、来場者と直に接する機会は限られていたんです。
来場者の反応が分からず、自分が企画に関わった事業の成果を実感できないと感じていました。
ここでの仕事は「劇場」という現場に近い形で事業に関われるので、来場者の反応や地域への影響を肌で感じながら働けるのが一番の違いだと思います。
事業の成果を実感しながら、やりがいを持って働けています。
仕事のやりがいを教えてください。
やはり、お客様が喜んでいる姿を直接見ることができたり、直接お声をいただけることにやりがいを感じます。
事業内容の検討から制作まで、チームで時間をかけて事業に取り組んでいるので、ひとつひとつに思い入れがあるからこそ、実際に生の声で嬉しいお言葉をいただけることが何よりもうれしいですね。
特に印象に残っているのは、以前、子ども向け演劇公演を企画したときのことです。
劇場全体で公演をアピールしたいと考え、職員同士でアイデアを出し合い、「来場者が来るだけで楽しめる空間づくり」をしよう!ということになって。
外壁に公演イメージのデザインラッピングを施したり、ロビーに公演に関連するキャラクターのフォトブースを設置して、この公演のためだけの空間を作り上げたんです。
実際に来場した子どもたちが「写真をたくさん撮ったよ!」「かわいかった!」と言ってくれたり、その空間を楽しんでくれている様子をみて、「やってよかった」と感じました。
チームで時間をかけて検討したアイデアが形となり、とても喜んでもらえたことに大きなやりがいを感じました。
うれしい気持ちになりましたし、次の事業も絶対良いものにしよう!というモチベーションにもなりました。
ご自身のキャリア・キャリアパスについて教えてください。
前職では、民間のキュレーターオフィスや文化庁など、文化芸術分野に幅広く関わってきました。
入職後は総務部門に配属され、給与計算や社会保険手続き、規程整備など組織運営の基礎業務を担当。未経験分野でしたが、職員が安心して働ける環境づくりを意識しながら、組織運営の土台を学ぶことができました。
また、1年間、調布市役所内の所管部署へ派遣され、生涯学習事業や国際交流事業に従事。行政の立場から文化芸術事業を俯瞰する経験を通じ、市民にとっての意義を考える機会になりました。
その後、係長昇任とともに事業部門に異動し、3年間美術展などの企画運営を担当。現在はせんがわ劇場で、演劇をはじめとする舞台芸術の企画など劇場運営に携わっています。
総務、事業、行政派遣と多角的に経験してきたことが財産となり、現在のキャリアに繋がっています。