Interview
藤下専務
未経験から、会社を動かす存在へ。
これまでの経緯は?
大学を卒業してからは大阪で就職していました。建築系の会社だったんですが、実際の仕事はビルメンテナンスで、建物の設備管理をしていました。木工とは全然違う世界ですね。転機になったのは、父が体調を崩したことです。ちょうど自分も異動のタイミングと重なって、「戻るかどうか」を考える時期でした。最終的に戻ることを決めたんですが、不安というよりは「やるしかない」という覚悟の方が強かったと思います。
未経験からの流れは?
入社当初は完全な未経験で、材料がどこにあるかも分からない状態からのスタートでした。まずは材料運びや名前を覚えることが最初の仕事です。棚板などの簡単なパーツから始まり、扉・引き出しと段階的にステップアップし、基礎が身につくまでには2〜3年かかりました。入社のタイミングでNC加工機が導入されたことで、機械操作を自ら担当することになり、手作業と機械操作の両方を並行して習得していきました。
印象に残っている仕事は?
これまでの仕事を振り返ると、特定の一つというよりも、すべての仕事が印象に残っています。最初に棚板を寸法通りに仕上げられたときの達成感は今でも忘れられません。できることが少しずつ増えていく、その積み重ねこそがこの仕事の面白さだと感じています。
変わったことは?
NC加工機の導入により、以前は手作業で行っていた複雑な曲線加工が、高精度かつ従来の3〜4分の1の時間で対応できるようになりました。また、電動工具を含む工具類を会社で用意する体制を整え、入社する方が余計な負担なく仕事に集中できる環境になっています。最近では、Instagramでの情報発信など新しい取り組みにも積極的に挑戦しており、ものづくりの幅が確実に広がっています。
新しく入社する方へメッセージをお願いします
大切なのはチャレンジする姿勢です。刃物を扱う場面もありますが、怖がって一歩引くのではなく「やってみよう」と踏み出せるかどうかで成長のスピードは大きく変わります。手先の器用さよりも、製作寸法への意識と前向きな姿勢があれば十分です。最初は誰でも分からないところからのスタート。安心して一歩踏み出してください。