Interview
仕事のやりがいは?
資材課の仕事は、製品づくりのスタート地点を担う重要な役割です。国内外の協力工場に見積りを依頼し、価格や納期、品質を比較・検討したうえで最適な取引先を決定します。また、自社製品・他メーカー製品の在庫管理や納期調整も行い、製品がスムーズにお客様のもとへ届くようサポートしています。
派手な仕事ではありませんが、社内外と連携しながら日々の調整を積み重ねていく中で、「自分の判断が会社の信頼につながっている」と実感できる瞬間に大きなやりがいを感じますね。トラブル対応やコスト削減など、地道な努力が確実に成果につながる仕事です。
心がけていることは?
資材の仕事は、単に「買う」だけではなく、会社全体の流れを把握しながら動くことが大切です。営業からの依頼を受けて仕入れ先と折衝したり、品質に問題があれば技術部門と連携して対応したりと、関係部署すべてと関わりを持ちます。
だからこそ心がけているのは、丁寧なコミュニケーションと情報の収集や学習。常に関わる各部署の方と密にコミュニケーションをとり、製品を仕入れる背景について詳しく知っていったり、工場とのやり取りを通じて信頼関係の構築を大切にしています。その積み重ねによって、製品や仕入れ先への理解が深まり、より正確な判断や提案ができるようになります。一つひとつの対応を丁寧に行うことで、自然と周囲から信頼される存在になっていく。そうした関係性の積み重ねが、結果的に会社全体のものづくりを支える力になると感じています。
大切にしていることは?
どんな時も「コスト・品質・納期」の3つのバランスを意識しています。仕入れ先の方は当然高く売りたい、対して会社は安く買いたい。双方のそれぞれの想いがあるため様々な相談をされることが多くあります。この製品のことだけでなく、その先の長期取引や品質、安定供給といった面までしっかりと考えて、どちらの意見も尊重した多角的な判断をするようにしていますね。
また、資材課はトラブル時の“現場対応”にも関わります。仕入れ先と直接やり取りをし、問題を円満に解決できたときには大きな達成感がありますね。こういった時も、複数の要素をきちんと考えたうえで、納得できる点をつくっていきます。着実に一歩ずつ前進することで、全社を支える調整力や交渉力が磨かれていく――それがこの仕事の醍醐味です。