Interview
仕事のやりがいは?
技術職は、お客様の要望に応える新しい製品を生み出す仕事です。営業から寄せられる「こういうねじが欲しい」という依頼をもとに、性能や形状を検討しながら最適な設計・開発を行います。新しいねじをつくるために、既存製品や試作時などの「評価」は欠かせません。ねじの構造や性能を正確に把握することで、どこを改良すればより良い製品になるのか、効率的な生産やコストパフォーマンスの向上になるのかを考え、開発に活かしています。
製品が完成し、営業とお客様のニーズに的確に答えられたとき、大きな達成感がありますね。自分のアイデアが形となって残り、技術が社会や企業の役に立つという、この仕事ならではのやりがいがあります。
大切にしていることは?
開発が担うのは、「製品で価値を生み出すこと」です。実際に予算や期間を決めるのはお客様と営業ですが、その中でどのような製品を開発すれば、お客様と会社の双方に最も利益と価値をもたらせるのかを考えることが、私たちの使命だと思っています。
そのための手段の一つが、開発製品の特許取得です。自社の技術を守りつつ、他社にはない独自の価値を生み出すことで、コスト面でも製品面でも成果を還元できるようにしています。特許によって技術の強みを明確にすることで、お客様のニーズにより的確に応える開発が可能になり、信頼関係の構築にもつながっていく。常に“お客様と会社の双方に価値を還元する”という視点を大切にしていますね。
技術職の魅力は?
実は、ねじを「つくるだけ」の仕事にとどまらないことも魅力のひとつです。営業や資材など他部署からの依頼を受け、技術的な説明に同行したり、製品PR用の資料や映像を制作したりと、開発の枠を超えて案件の成約や信頼構築に関わることもあります。
製品の構造や性能、開発の背景を誰よりも理解しているのは、私たち技術職。だからこそ、お客様に最も説得力のある形で製品の魅力を伝えられるのも技術者です。営業や資材の仲間と連携しながら、お客様の納得を得るために全力で技術の力を駆使します。自分の知識や経験がチーム全体の成果に直結する達成感があるほか、業務を通じて社会人としても成長できることが嬉しいですね。