製造部 製剤課 S.N.
一番やりがいを感じた経験は何ですか?
私が働いているつくば第二工場では、錠剤印刷機と錠剤検査機がそれぞれ2種類ずつ稼働しています。それら計4種類の機械のスキルを身につけることが最初の目標でした。私は、入社3年目で全てのスキルを習得できたのですが、4つ目のスキルを認定された時にはとてもやりがいを感じました。
スキル認定は機械操作の他、錠剤を入れる大きなコンテナの計量や倉庫内での操作など、安全かつ正確に業務を進めるための高度な技術が求められます。4種類全てのスキルを保有する社員は限られているため、他の社員の代わりに業務を行ったり、機械が故障した際にはアドバイスをしたり、スキルを習得したことによって業務の幅が広がりました。臨機応変に対応できるようになったことで、自信に繋がっています。
仕事をしてきた中で、一番大変だった経験は何ですか?
機器のトラブルや他の社員の体調不良によるお休みが重なってしまった日に、限られたメンバーで業務を進めた経験です。この時に心がけたことは、周囲のメンバーと協力することです。自分だけでは判断せずに先輩の意見を聞き、後輩に対しては業務の優先順位を伝えるなどアドバイスを行うようにしました。さらに、忙しい時には誰しも焦ってしまうので、落ち着いて作業を進められるよういつもよりコミュニケーションを取るように意識しました。このように職場全体で連携したことによって生産スケジュールの遅延もなく、無事に乗り越えることができました。
この経験から、一人で抱え込まずにコミュニケーションを取ることの大切さを改めて実感しました。機械オペレーターは連携して作業をする場面も多いので、この経験は今でも役に立っています。
当社でのキャリアについて教えてください。
入社時は、錠剤や原料を入れていたコンテナの洗浄業務を担当しました。入社半年後には現在も所属する検査印刷工程に配属されました。入社2年目からはオペレーション業務に加えて、中途採用者の教育も行っています。入社3年目には主任となり、5S活動など責任のある仕事も任せてもらうようになりました。当社は本人の適性やスキルを見極めて仕事を任せる文化があるので、自分に合ったキャリアを歩めると思います。
どのような人が製造職に向いていると思いますか?
製品ごとの作業手順は大きく変わらないので、同じ作業を行うことが多いですが、医薬品を扱うという仕事柄ミスは許されません。そのため、作業手順に従って、真面目にコツコツと作業できる性格が求められます。また、フォローし合いながら仕事を進めているので、周囲の人たちとコミュニケーションを取り合うことも大切です。
私たちの小さなミスが、生産スケジュールの大幅な遅れにつながってしまうと患者さまに薬をお届けできないという事態にもなりかねません。責任感を持って仕事に取り組んでもらうためにも、後輩には「薬を飲む患者さまの立場になって考えてほしい」と伝えています。
将来の夢や目標を教えてください。
仕事では、係長にステップアップしていきたいです。そのためには別の工程のスキルを習得するなど、様々な機械のオペレーションにもチャレンジして仕事の幅を広げていきたいと考えています。
プライベートでは、全国の名産品を制覇してみたいです。食べることが好きなので、食事をメインにした旅行に行きたいです。
学生時代の専攻や前職(JGへの志望動機)について教えてください。
大学では機械工学を学んでいました。新卒ではエレベーターなどの管理を行う機械のメンテナンス会社に入社。体調の関係で退職し、その後、手術器具を扱う医療関係の会社に転職しました。数年後、また機械に携わる仕事をしたいと思い、日本ジェネリックに転職を決意。製造業は未経験で、知識もまったくない状態で入社しましたが、先輩方の丁寧な指導のおかげで問題なく働くことができています。機械を操作する点においては、大学時代や前職の経験が役立っていると感じます。
先輩や後輩も、医薬品、製造機器の知識がない未経験で入社している社員が多いです。研修や先輩のサポートを受けながら皆さん成長し、活躍しています。