営業本部 S.M.
業務内容について教えてください。
私は営業本部に所属し、MR(Medical Representative:医療情報担当者)として業務にあたっています。当社のMRは、医療機関や医薬品卸を訪問し、医薬品に関する正確な情報を提供することで、適正な使用を促進する仕事です。また、当社の製品をより多くの医療機関で扱ってもらえるように営業活動をする役割も担っています。
私が所属する東京支店営業部では東京都全域を担当しており、私は新宿区、豊島区など城西エリアと呼ばれる8区を担当しています。一人あたりの担当エリアが広く、少数精鋭の組織であるため、生産性の高い営業活動が求められるのが当社MRの特徴です。効率的に成果を出すために、訪問する医療機関を事前に選定し、スケジュール管理をしっかり行うなど計画的に動くことを心がけています。さらに、医療従事者との信頼関係を築くことも重要な業務の一つです。医師や薬剤師の方のニーズを的確に把握し、それに応じた情報を提供することで、医療現場に貢献できるよう努めています。
一番やりがいを感じた経験は何ですか?
私が最もやりがいを感じたのは、限られた人員で大きな成果を出すことができた経験です。少数精鋭の当社のMRにとって大きな成果を出すには、MS(医薬品卸販売担当者)の方との協力が必要不可欠です。そこで取引がある医薬品卸の会社で当社製品の販売実績を競ってもらうコンクールを開催していただきました。
取組がスタートした後は週ごとに販売金額や件数を集計、卸会社に共有することで、MSさんのモチベーションにも繋げました。また、MSさんだけに頼らず、私自身も積極的に医療機関へ足を運び、情報提供活動を行うことで当社の製品をより多く採用してもらえるように働きかけました。
結果として、3ヶ月間で150軒以上の医療機関に製品を採用いただくことができました。この経験から、一人で仕事を完結させるのではなく、関係者を巻き込んで取り組むことでより大きな成果を生み出せると実感しました。現在の業務にも活かしており、どうやったら周囲の人に協力してもらえるかを考えながら、日々仕事をしています。
日本ジェネリックのMRの特徴を教えてください。また、日本ジェネリックのMRとして仕事をするうえでどのようなことを心がけていますか?
当社の特長は、全国に調剤薬局を展開する日本調剤の子会社であることです。そのため、現場で働く薬剤師の方のニーズを直接把握できるのは他社にはない魅力だと感じています。実際に日本調剤の店舗を訪問して、製品についての要望や改善点を聞くこともあります。そうした現場の声を活かして、他の医療機関への訴求に繋げています。
仕事をするうえで心がけていることは、周囲を巻き込みながら成果を最大化することです。前職では比較的狭いエリアを担当していたので一人で完結できることが多かったのですが、担当エリアが広い当社のMRでは限られた人員と時間で成果を出すことが必要です。そのため、生産性を上げること、チームで動く力が求められます。日々の仕事では、社内外を問わず一緒に仕事をする人と「動いてもらえる関係性」を築くことを常に意識しており、日々のコミュニケーションや信頼関係の構築を大切にしています。個人プレーではなく、関係者と連携しながら成果を生み出していくプロセスに当社ならではのやりがいを感じています。
将来の夢や目標を教えてください。
仕事面では、MRとしての知識やスキルをさらに深めていきたいです。そして成功も、失敗も、様々な経験を積んで成長していきたいと考えています。将来的にはマネージャー職にも挑戦し、チームを率いる立場として後輩の育成や組織への貢献ができる人材を目指したいと思っています。
プライベートでは旅行が好きなので、色々な土地を訪れて、リフレッシュしながら自分の視野を広げていきたいと思っています。今までは関西や沖縄など国内の旅行が中心だったので、今後はアメリカやヨーロッパなど海外に行ってみたいです。プライベートを楽しむことで、仕事においてもより良いパフォーマンスが発揮できると考えています。
学生時代の専攻や前職について、また当社への志望動機を教えてください。
大学時代は法学部に在籍し、判例の分析力や思考力を養いました。
新卒では情報・通信系の会社に入社し、新規開拓営業を担当。その後、医薬品業界に興味を持ち他社医薬品メーカーに転職し、MR職として経験を積みました。1社目では相手のニーズを捉える営業の基本を身につけ、2社目ではMR職に必要な知識、営業スタイルについて学びました。こういった前職での経験は当社での仕事にも大いに役立っています。
3社目に当社を選んだのは、薬局を営む親会社のもとで、MRとしてより患者さまに近い視点で営業活動ができると感じたからです。「医療貢献ができる実感」を持てることが入社の決め手となりました。
就活生へのアドバイスをお願いします。
就職活動で最も大切なのは、自分自身をしっかり理解すること、つまり自己分析だと感じています。例えば、「時間を忘れるほど夢中になったこと」や「これまでに達成感を感じた経験」などを思い出し、自分がどんな行動に価値を感じるのかを振り返ってみてください。その上で、「その強みや価値観を社会の中でどう活かせるか」を考えていくと、自分に合った職種や企業が見えてくると思います。
私自身、昔から誰かの相談に乗ることが多くありました。大学時代は10人部屋の寮に入っていたので後輩の相談に乗ることも多く、気づけば深夜になっていることも。そんな風に長時間、話を聞いていても苦ではなく、むしろ自分のアドバイスによって相手が良い方向に進んでいくことを嬉しく感じていました。この経験から「誰かの大切な意思決定に関われる仕事がしたい」と感じ、営業職を志望しました。結果として、相手のニーズに寄り添いながら提案できる今の仕事にやりがいを感じています。
就活は大変なことも多いですが、焦らず、自分の軸を大切にして選択していってください。皆さんが納得のいく進路を見つけられることを、心から応援しています。