喉の疾患
主な喉の病気
喉の痛み、せき・たん、急性扁桃炎
声帯ポリープ、喉頭がん など
せき・たん
1~2週間程度の一時的なせきは風邪などが原因で、特に急性喉頭炎や急性気管支炎を起こした場合にはせきが出やすくなります。
痰は、呼吸器の粘膜を保つために分泌されている液体が、風邪や気管支炎などによって増加し、喉から塊になって出されます。
いずれも長引く場合は、他の病気の可能性があります。
急性扁桃炎
喉の奥の左右両側にある扁桃が、細菌などの感染により炎症を起こした状態です。
喉の強い痛み、つばを飲み込むときの強い痛みがあり、高熱を出すこともあるため、安静が必要になります。
食事が摂れないときは点滴をしたり、入院が必要になることがあります。
声帯ポリープ
風邪や声の出しすぎなどが原因で声帯に炎症が起こり、声帯の縁に小さい隆起ができる病気です。
発症した場合は、声を出さずに安静にしていることが大切です。
治療が必要であれば、消炎鎮痛剤を使ったり、吸入タイプのステロイドを使用します。
咽頭がん
鼻の奥にある上咽頭、口の奥にある中咽頭、喉頭の後ろにある下咽頭にできるがんの総称です。
食べ物の味が分からなくなったり鈍くなるなどの症状が出た場合、咽頭がんの疑いが高まります。
初期の段階で、喉の違和感や痛みなどを感じるので、単なる風邪とは思わずに早期発見が肝心です。