◆身近だった、「医師」という仕事◆
父が耳鼻科の開業医で、自宅とクリニックが同じエリアにありました。そのため、私は幼少期から父の仕事をとても身近に感じていました。父に「耳鼻科を継いでほしい」と言われたことはありませんでしたが、「患者さんを診る」ということ、その結果「患者さんを笑顔にしてあげる」ことを知り、いつの間にか生活の一部になっていたように思います。将来、何になるか考えたとき、耳鼻科の医師になることを選択したのは、ごく自然なことでした。
◆長年の経験を糧に、皆さんのお困りに応えます◆
私は、小児医療センターにて約6年勤務した経験があります。そのせいか当院の患者さんの年齢層も小さなお子さんが多くなっています。子どもが診療に訪れる理由は中耳炎や鼻水、感染症、風邪など、多岐にわたります。私も子どもが好きなので、元気になっていく姿を見ていると、こちらも元気になれるような気がしています。今ではご兄弟で通ってくださったり、お子さんを連れてきたお母さんを診察したりすることもあります。赤ちゃんの頃から診ていた子が成長して、大人になっても通ってくれていると、大きくなっていく過程を見守ることもできるので、とてもやりがいのある仕事だと感じています。
◆安心して受けられる診察を◆
子どもたちと接するとき、私はできるだけお話しすることを大切にしています。子どもは病院という言葉に敏感で、どうしても身構えてしまいがちです。その壁を取り払うためにも、なるべく「○○ちゃん」のように、下の名前で呼んで親近感を覚えてもらうようにしています。
◆「鼻の調子が悪い」だけじゃないことも◆
鼻は、顔の真ん中についているので、いろいろな部分とつながっています。鼻の調子が悪いと、気管支炎を引き起こすなどの、思いもよらない症状に悩まされることがあります。以前、お子さんの診察にいらしたお母さんが、お腹が痛いと訴えたので、診察してみたら胃腸炎の症状が出ていました。このときはお母さんに点滴を処方して帰られましたが、より専門的な治療が必要な際には連携している医療機関をご紹介することもあります。
◆私たちの想い◆
当院では開業当時から地域の皆さんの健康を守り、少しでも力になりたいという想いから続けてまいりました。これは院長である私だけではなく、スタッフ全員の想いです。
「耳垢をとってほしい」「鼻づまりを治したい」など、日頃の何気ない悩みごとでも、当院では全力でご要望にお応えいたします。これからも地域に密着したかかりつけ医として、大谷田の皆様とともに歩んでまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
経歴 | ■平成6年卒 帝京大学医学部 ■平成10年~埼玉県立小児医療センター勤務 ■平成18年~医療法人佐々木耳鼻咽喉科院長 ■ 平成29年~『大谷田耳鼻咽喉科』を開院 |
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所属学会 | ■耳鼻咽喉科学会 |