社会的自立をサポート
対象:小学1年生から中学3年生
デイケア『ひみつきち』は、いま学校に行けない・行きたくないと悩んでいるお子様たちが、それぞれの生きる力を育て、社会的自立に向かうための治療プログラムを提供しています。医師の指導のもと、公認心理師・精神保健福祉士・看護師・作業療法士・保育士などの専門スタッフがチームとなり、運動・アート・集団でのゲーム活動・学習支援などのプログラムを行い、お子様が人とのつきあい方を学んだり、生活リズムを整えたり、知的好奇心を広げたりできるようにサポートします。『ひみつきち』という名前には、「子どもたちが、ワクワク、のびのびできる!やりたいことに挑戦できる!誰かとゆったり過ごせる!と感じてもらえる場所にしたい」というスタッフの願いがこめられています。「どんなところか少し見てみたいな」と気になった方はどうぞお気軽にご連絡ください。
※医療保険適応の治療プログラムのため、保険外の自己負担はありません。
※ご利用希望の方は、主治医の診察が必要となります。
(診察を受けて、ひみつきちの利用条件を満たした方のみ、主治医から精神科デイケアの利用についてご案内があります。)
★施設見学・ご相談も随時行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
プログラム内容
学校の欠席が続くとメリハリがなくなるために、生活・睡眠リズムが乱れがちになります。一旦リズムが崩れると「本人の気持ち」や「親の声かけ」だけでは立て直すことが難しく、学校に戻りたくても戻れない状況が生じます。
「ひみつきち」に通所中のお子さまからはこのような声があがっています。
・今日は「ひみつきち」にいくから〇時に起きたよ。
・明日は「ひみつきち」の運動プログラムに出たいな。
・お昼ご飯の時に○○ちゃんと話せるかな。
「ひみつきち」では「3つの支援の柱」を建てて、お子さまの【心の成長】や【社会的自立】を促します。
〇生活支援
「ひみつきち」では、お子さまが「行ってみようかな」「行きたいな」と思えるようなプログラムや1日の過ごし方を提供し、継続的に通所することで生活リズムを整えます。
〇心理・社会的支援
「誰かと話してみたいけど怖い」と不安に感じるお子さまの場合は、お子さまの様子に合わせてスタッフが個別に話しかけたり集団活動に促したりしながら、少しずつ同世代の子どもたちとコミュニケーションがとれるように支援します。
〇学習支援
「勉強がわからない」ことが不登校のきっかけになったり、欠席が続くことで「学習の遅れ」が生じたりすることはよくあります。お子さまが「もう一度学校に行こう」と思っても、授業についていけないことで再登校しづらくなっている場合もあります。
「ひみつきち」では学習支援もプログラムに入っています。学校の宿題やご家庭で取り組んでいる学習教材などをお持ちください。一人一人のお子さまの学習状況、得手不得手を確認しながら、いまのお子さまに必要な学習支援を行います。
※元教員による学習支援プログラム、運動、図工など体験型・実験型学習として机上の学習にとらわれず、驚きや楽しみとワクワクする学習プログラムを提供しております。
◇当院心理課では、お子さんの理解の仕方の特長や得意不得意を知るための心理検査を行っております。ご希望の方は主治医にご相談ください。
◇お子さまの通学先の学校との連携を行っております。
ひみつきち1日の時間割
9:00~ 9:40 朝の準備・自由時間
1コマ目 9:40~ 9:50 朝の会
2コマ目 9:50~10:20 もくもく活動/プログラム
3コマ目 10:20~11:10 自由時間
休憩 10分
4コマ目 11:20~12:00 学習
5コマ目 12:00~13:00 お昼
6コマ目 13:00~13:40 プログラム
休憩 10分
7コマ目 14:00~14:40 学習
8コマ目 14:40~15:00 終わりの会
※1日の大まかなスケジュール例となります。
時間割があることで活動を見通すことができ、気持ちや行動を切り替えていけるよう援助します。
学校の一斉指導とは違い、一人一人のお子さまのペースや当日のお子さまの状況に合わせて、無理なく楽しくできることから参加を促し、好きなこと、得意なことを増やしていけるようにお手伝いします。
★学習 普段使っているドリルや保護者様が選んだ教材を使って勉強する時間(必要に応じてこちらのドリルを使用することも可能)
わからない部分はスタッフに聞く事ができます。
★もくもく活動 学習の部屋で椅子に座って静かに一人で読書やプリントをする時間
★プログラム ヨガやピラティス・風船バレーなどの運動プログラム
理科や社会、音楽や図工などの教科に準じたプログラム
専門職によるSSTなどの自立活動プログラム
実施時間
月曜日から金曜日(祝日はおやすみ)
9時から15時の6時間
生活リズムを整える目的として、6時間の滞在を基本としますが、お子さまの状況に合わせて、3時間のショートプログラムへの参加もご案内いたします。
※通級や、適応指導教室等との併用も可能です。
お問い合わせ先
プログラム実施時間内はお電話の対応が出来ないため、
下記までお問い合わせをお願い致します。
専用ダイヤル【042-306-2960】
Q昼食はどうすればいいですか?
Aお昼にはお弁当をご持参いただくかコンビニなどで用意をしていただいています。
お昼の時間もデイケアでのプログラム時間に含まれますので基本的にお昼の時間に買いに出かけることはできません。
ひみつきちに来る前に、ご用意してご来院ください。
ひみつきちの中にある冷蔵庫や電子レンジは自由に使えるようになっているので必要に応じてスタッフにお声掛けください。
Q何時に来て何時に帰ってもいいんですか?
Aひみつきちは9:00~15:00の間が子どもたちが過ごす時間になります。
生活リズムを整えるために上記時間内の滞在を基本としていますが、慣れるまでは朝からお昼までの利用や学校との併用も可能です。
(午前中は通級や適応指導教室、午後からひみつきちなどの対応も可能)
※事前に早退・遅刻がわかりましたら、ひみつきちスタッフにお知らせください。
お昼の時間(前述)には受付が閉まっているため、2回目以降のご利用であれば受付を通らずにひみつきちに来ていただいています。
帰りに医師による診察がございますので、そちらをお受けください。
Q子どもだけで通所をさせたいのですが可能でしょうか?
A基本的には保護者様に送り迎えをしていただいております。
自力通所のご希望がございましたら、ご家庭で一度お子様が一人で通所が可能なのかお子さんとご相談いただいたうえで主治医へご相談ください。こちらで用意している自力通所同意書にご同意いただいたうえで、医師からの許可(署名)が出れば、同意書を提出いただいた翌日からお子様だけでの通所が可能となります。
Q利用料はいくらですか?
Aひみつきちは保険適用になります。利用される方のお住いの地域や保険の種類によって利用料が異なるため、保険証をご持参で受付に確認してください。
よくある質問Q&A
ひみつきち「サマースクール」を開校しました!
「夏休みの生活リズムを整えよう」
夏休みは自由時間も多いため、生活リズムが乱れやすくなります。 夏休み中も決まった時間に起きて、日中に活動し普段と変わらずしっかり睡眠をとることが大切です。
生活リズムの乱れが原因でストレスを感じやすくなったり不安感が増したりして、夏休み明けに学校へ行きづらくなることもあります。ネット・ゲームやYouTube等の動画に依存せず、ひみつきちのサマースクールでお友達やスタッフと集団活動を楽しみながら、夏休みの間も学習を取り入れた規則正しい生活リズムで過ごしましょう。
対象: 小学生・中学生
・学校に通うことが出来ているお子さま、ひみつきちを利用したことがないお子さまも
サマースクールの利用が可能
・夏休みの特別プログラムのため、通常級に在籍しているお子様(通級利用も可)
・定期的に医師の診察を受けており、プログラム活動に参加できるお子さま
利用時間:9:00-15:00 ※原則6時間利用(体調不良時以外の早退は出来ません)
利用期間:夏休み中8月末まで
※不登校・登校しぶりに困りごとのあるお子様は、9月以降の利用も可能です。
夏休み後に継続して利用をご希望される際は、ひみつきちスタッフにお声がけください。
利用料金:保険適用となります。
申込方法:やまだこどもクリニック(秋津)・やまだこどもクリニック久米川の両院に
申し込みに必要な書類を用意しております。利用定員があるため先着順となりますので、
ご希望の方は、書類をご記入後に受付に必要書類をご提出ください。
書類を受け取りましたら、ひみつきちスタッフからご連絡いたします。
詳細はやまだこどもクリニック久米川ひみつきちまでお問い合わせください。
やまだこどもクリニック久米川ひみつきち直通 042-306-2260
※やまだこどもクリニック久米川に通院されている方は、処置室看護師またはひみつきちまで
お問い合わせください。