Q. どのような業務に携われてこられましたか?
私は弊社に入社し12年目となりますが、入社から一貫して営業事務職に従事してきました。弊社の営業事務職の業務内容を簡単に説明しますと… 電話並びにメール・FAXでの顧客対応(見積り、納期調整等)をはじめ、受発注処理、仕入売上処理、出荷指示等、事務作業全般を担当します。
お客様と直接お会いする機会が少ないので電話・メールでのやりとりが中心となりますが、お客様、メーカー、同業他社そして社内の営業 担当、営業事務、物流部門、経理等、会社と会社、人と人を繋ぐやりがいある重要なポジションでの仕事だと感じています。
Q. 仕事(営業事務)の特徴や難しさがあれば教えてください
私が所属している営業管理部は、直接販売を行う「直販」部門と間接販売を行う「卸売」部門の 2 部門で構成されています。どちらも同じ業務内容には違いはないのですが、それぞれに特徴があり、それぞれに難しさがあります。例えば、直接販売を行う直販部門のお客様はメーカーや生産者として製品をつくり消費者に直接商品として販売されるため、その製品仕様に応じた幅広い内容のお問合せやリクエストをいただきます。特注製品 ・納納期品も多く、お客様との密なコミュニケーション、メーカーとの密な連携が必要となってきます。一方、間接販売を行う卸売部門のお客様は、弊社が主力として取扱い販売している商品のお問合せやリクエストを多くいただきます。見積り・受注件数が多く短納期の案件が多いため、仕事の正確性にあわせ「スピード」が必要となってきます。私は入社してから6年間、卸売部門に所属していましたが、6年前より直販部門の仕事を任せていただいています。この2部門で得た経験を元に、よりお客様に貢献できるよう、お客様と共に歓びを共有できるよう、今後も研鑽していきたいと考えています。
Q. 苦労したことや心がけていることがあれば教えてください
この12年を振り返りますと、数多くの苦労や失敗があった事を思い出します。入社した頃は社内の基幹システムを使いこなすことができず、商品知識も無かったため、お客様からのお問合わせに迅速に対応することができませんでした。今思うと、経験と知識が無いのですから 「先輩方と同じことをできるはずない」と冷静に判断できますが、当時は目の前のことをひたすら必死にこなしていた苦い記憶が蘇ってきます。ただあるひとつのアドバイスをきっかけに、そのアドバイスを毎日実践・継続したことで作業スピードが飛躍的に向上し毎日数十件のお見積りに回答ができるようになりました。弊社が取扱う商品は、メーカーも数多くあり、型式もかなりの数となります。それを全て覚えることは不可能に近いものがあるのですが、「メーカー毎に型式にはルールがある、それを覚えてあとはマニュアルを見て調査・確認する、それを日々繰り返す」。本当に些細で当たり前のことかもしれませんが、当時の私にとっては、そのアドバイスのおかげで目の前の視界がパーッと開けた魔法のアドバイスでした。そしてもうひとつ… 経験したことを形として残す。具体的には、業務マニュアルを作成・更新し、経験した内容や注意点をデータベースとして残すよう日々心がけています。多くのお客様からお問合せやお見積り、受注をいただく中でお客様毎に確認すべき内容や注視しておく内容など少なからず違いがあります。これらを形にしておくことにより、自身のチェック、また初めて担当する同僚や後輩への手引書になればと考えています。
Q. 就活生へのメッセージ
私が弊社に内定をいただいたのは大学卒業の1~2カ月前でした。4回生の夏頃に1社内定をいただいておりましたが、「本当に色々な業種・職種、企業を見れているのだろうか?」と思い、内定をいただいた企業様には申し訳ない次第でしたが、内定を辞退させていただき、就活を再開した経験があります。今は就活の早期化が進み3回生が主流となってきていると耳にしたことがあるのですが、私の頃はまだ4回生が就活のど真ん中でした。その中でも内定を辞退する事は勇気がいる決断でしたが、今は自分の行動が正しかったと考えています。限られた時間の中で自分の社会人生活をスタートさせる企業を決めることは容易なことではないと思いますが、今できる精一杯のことを頑張ってみてください。この記事をご覧いただき、弊社に興味をもっていただいた方は是非ご応募ください。もちろん合格は勝ち取っていただかなければなりませんが、一緒に働けることを、仲間が増えることを心より楽しみにしています。